耳鳴りの手術について

耳鳴りの治療法の中には手術を行なうという方法もあります。

手術を行なえば全ての耳鳴りが改善されるという訳ではありませんが、耳鳴りの種類によっては手術が一番有効な治療法であるケースもあるのです。

そこで、手術を行なうことが有効な耳鳴りの種類と具体的にどういった手術を行なうのか?
詳しい内容を見ていきましょう。

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手術が有効な耳鳴りのタイプ

耳鳴りの治療法は様々ですが、中でも手術が有効な耳鳴りについて紹介していきましょう。

他覚的耳鳴り

耳鳴りには、自分にしか耳鳴りの音が聞こえない「自覚的耳鳴り」とチューブや聴診器などを使用することで他人でも聞くことのできる「他覚的耳鳴り」の2種類があります。

この2つの耳鳴りのうち「他覚的耳鳴り」の場合、手術を行なうことで症状が改善されるケースがあるのです。

難聴による耳鳴り

耳鳴りの原因の一つに難聴が挙げられます。

一口に難聴といっても難聴には種類がある上、全ての難聴の方が手術によって耳鳴りの症状を改善できるという訳ではありません。

しかし、難聴の方の中でもその原因が内耳の障害である場合、手術によって人工内耳を入れることで外からの音が大きく聞こえやすくなり耳鳴りが気にならなくなったという方が多いのです。

但し、人工内耳手術は耳鳴りを改善する為の治療法ではなく、あくまでも聴力を取り戻すことを目的とした治療法です。

その為、適応基準(純音聴力が小児:両側とも100dB以上、成人:90dB以上の高度難聴者、かつ補聴器の装用効果の少ないもの)を満たしていなければ手術を行なうことはできません。

その他、耳鳴りの裏に病気が隠れている場合

耳鳴りの原因の中には、その裏に病気が隠れているケースも珍しくありません。

このような場合、原因となる病気によっては手術の必要があり、原因となる病気の手術を行なうことで結果的に耳鳴りが改善されるというケースもあります。

但し、こうしたケースは耳鳴りの手術ではなく、耳鳴りの症状を伴う病気の治療の一環で原因となる病気の手術を行なうということですので、「耳鳴りの手術」という区分からは外れますね。

耳鳴りの手術内容

耳鳴りの種類によっては、手術を行なうことで症状が改善されるケースもあります。

ここでは、上記で紹介しました「他覚的耳鳴りの手術」と「人工内耳手術」について、具体的な内容を紹介していきましょう。

他覚的耳鳴りの手術

他覚的耳鳴りの中でも手術が必要となるケースは、2つあります。

1、中耳炎が原因となる他覚的耳鳴り

中耳炎が原因で起こっている他覚的耳鳴りの場合、中耳炎の手術を行なうことで耳鳴りが改善されます。

手術では中耳に穴を作り、音が通じにくくなっている部分を再構築します。
こうすることで慢性的な炎症を抑えると同時に、中耳炎による聞こえの悪さや耳鳴りを改善することができるのです。

2、聴神経腫瘍が原因となる他覚的耳鳴り

聴神経腫瘍が原因で起こっている他覚的耳鳴りの場合、腫瘍を取り除くことで耳鳴りが改善されます。

手術では聴神経に出来た腫瘍を、神経を傷つけないようかなり慎重に取り除いていきます。
このように腫瘍を取り除くことで、聴覚機能を始め耳鳴りや聞こえの悪さといった腫瘍によって起こっていた症状を改善することができるのです。

人工内耳手術

人工内耳手術では、耳の後ろの皮膚を切開しインプラントを埋め込むスペースを作った後、鼓室(中耳腔)に電極を通します。

中耳腔と蝸牛の鼓室階の間にある「蝸牛窓」の下に小さな孔を空けて鼓室階に電極を挿入し電極とインプラントを固定し終了です。

人工内耳手術は、聴力を取り戻すことが目的である為、人工内耳手術を行なったからといって必ず耳鳴りが改善される訳ではありませんし、人によっては人工内耳手術を行なったことで耳鳴りが起こりやすくなったという方がいるのも事実です。

人工内耳手術をご希望される方は、手術についてはもちろん、術後のメリットやデメリット、リスクなどを詳しく聞き、医師と相談しながら決めていくことをおすすめします。

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