耳鳴りと脳の病気

耳鳴りの原因の中には、脳の病気が関係しているケースも珍しくありません。

脳の病気というと、とても怖い病気を想像してしまいますが、具体的にどういった病気が考えられるのでしょう?

耳鳴り以外の自覚症状もあるのでしょうか?
耳鳴りの症状を伴う脳の病気の詳しい内容と治療法を紹介していきましょう。

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脳の病気ってどんな病気!?

一口に脳の病気といっても様々な種類がありますが、ここでは耳鳴りの症状を伴う脳の病気に絞って見ていきましょう。

脳の外傷

誰でも一度くらいは頭を何処かにぶつけてしまった経験はありますね。
多くの場合は、ぶつけた時の痛みや酷くてもコブが出来た程度で済んでいるのではないでしょうか?

しかし、中には墜落や事故などによる衝突、打撲など、ぶつけた程度とは言えない程の外傷を負ってしまう方もいますね。

こうした強い衝撃が脳に加わることによって、外傷性内耳振盪といって外からの強い衝撃を受けたことで内耳のリンパ液が振動しめまいを起こしたり、鼓膜裂傷や中耳損傷、耳小骨脱臼を併発することで耳鳴りや難聴の症状などが起こるケースもあるのです。

脳に強い衝撃を受けた後、しばらくして耳鳴りやめまいといった症状が現れた場合には脳の外傷が原因となっている可能性がありますので速やかに医師に相談しましょう。

脳腫瘍

脳腫瘍とは、頭蓋骨の中に出来る腫瘍を指します。

脳腫瘍を大きく分けるとガンが転移したことで発症する「転移性脳腫瘍」と他の部位にガンは認められず脳そのものに発症した「原発性脳腫瘍」とがあります。

どちらの腫瘍も症状としては、頭蓋骨内の腫瘍が大きくなることで脳が圧迫されてしまう為、頭痛や吐き気、嘔吐、眼がぼやけるといった症状に加え、場合によっては耳鳴りや突然のてんかん発作が起こるケースもあるのです。

脳出血

脳出血とは、脳内の血管が何らかの原因で破れることで、脳の中に出血が起こる状態を指します。

脳出血が起こることで意識障害や運動麻痺、感覚障害などの症状が起こりますが、脳出血の前兆としてめまいや激しい肩こり、吐き気やおう吐、耳鳴り、呂律が回らないといった症状が現れる場合もあります。

耳鳴り以外にも気になる症状がある場合は、念の為、早めに病院を受診されると良いでしょう。

脳幹梗塞

脳幹梗塞とは、「脳幹」という部位の血管に血栓や狭窄が起こることで詰まってしまい脳に障害が起こる病気をいいます。

脳幹は、大脳や小脳、脊髄からの信号を中継する役割を担っており、12種類ある脳神経のうち10種類が通っている為、梗塞が起こることによって死に至る可能性もあり大変危険な病気です。

症状としては、意識障害や運動麻痺、感覚障害などが挙げられますが前兆として、手足に力が入らない、強いめまい、激しい頭痛、耳鳴り、片側の視野が黒くなるといった症状が現れる場合もあります。

脳の病気の治療

耳鳴りの症状を伴う脳の病気について紹介してきましたが、耳鳴りを伴う脳の病気の場合、耳鳴り以外の分かりやすい症状も現れるケースがほとんどですね。

では脳の病気の治療ではどういったことを行なうのか?
詳しく見ていきましょう。

脳の外傷

脳の外傷によって様々な症状が現れている場合には、頭の中に血塊が生じているケースがあります。

症状が現れる原因を詳しく検査し、必要に応じて手術を行なうのが一般的です。

脳腫瘍

脳腫瘍の場合、基本的な治療法としては手術によって脳にできた腫瘍を切除します。

手術によって腫瘍を全て取り除くことが理想ですが、腫瘍のできた部位や大きさなどによっては全てを取り除くことが出来ない場合もあります。

こうした場合には可能な限り取り除いた後、放射線治療や抗がん剤を使った化学療法、免疫療法などが行なわれます。

脳出血

脳出血というと、治療法は「手術療法のみ」という印象を持たれがちですが、全ての脳出血に手術が適応されるという訳ではありません。

出血量が少ない、神経学所見が軽度といった場合には、手術は行なわず薬物療法を行ないます。

また、高血圧が原因となり起こった脳出血に関しては頭蓋内圧亢進に対する抗浮腫薬の投与や高血圧の管理、水電解質のバランス管理などを行なう治療が一般的です。

脳幹梗塞

脳幹梗塞の治療では、薬物療法が一般的です。

脳幹梗塞発生から1~2週間は、まだ意識障害や運動麻痺、感覚障害が起こりやすい為、

  • 血栓を溶解する薬
  • 血液が固まりにくくなる薬
  • 血流を良くする薬
  • 血液の粘々を薄くする薬
  • 脳の浮腫みを取る薬
  • 脳細胞のダメージを進行させるフリーラジカルを取り除く薬

などが使用されます。

その後、症状が安定してきたら、今後、再発を予防する為に脳幹梗塞の原因に応じた治療を行ないます。

また、必要に応じて手術を行なうケースもありますが、基本的には症状が安定してから行なうのが一般的です。

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